A strong memory, concentration, imagination, and a strong will is required to become a great chess player. - Bobby Fischer
今日はこの名言が生まれた背景を探ってみようと思います(^^ゞ
1961年8月25日。ニューヨーク市マンハッタン。フィッシャー18歳。
アメリカ人ジャーナリストのRalph Ginzburgがインタビューの約束を取り付けました。
フィッシャーは約束の時間に1時間遅れてやってきました。
そして部屋に入ってくるなり言いました、「ここには何か食べる物ある?」
何が食べたいのか聞くと
「ターキーを挟んだライ麦パン、ソーダ、お茶、プラム」と答えたそうです。
わがまま・・・
そんなやり取りの後、インタビューが始まります。(G=Ginzburg,F=Fischer)
G「学校には行ってる?」
F「行ってないです。僕はチェスプレイヤーだから」
G「自分はカパブランカやシュタイニッツ、モーフィーよりも偉大なプレイヤーだと思う?」
F「自己中な奴だと解釈されるからあまり答えたくないけど、答えは“イエス”です」
G「強くなるためには何が必要?」
F「記憶力、集中力、想像力、そして強い意志です」
G「数学的な能力は必要じゃない?」
F「ほんの少しだけね」
お気づきの通り、フィッシャーの答えは簡潔なものでした。
名言として広まっている言葉の後半部分は、
意味を分かりやすくするために付け加えられたものだったんですね。
インタビューが行なわれた1961年は、フィッシャー18歳。
すでにグランドマスター、また全米選手権の覇者でした。
この後フィッシャーは確かに強い意志を持って伝説を作ったのでした。
おしまい
参照URL: http://www.bobby-fischer.net/
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