2012年8月2日木曜日

私は強くなれるでしょうか? チェス猫先生の学習教室6

局面評価の要素としてポーンの形は大事。
それで、前回はダブルポーンの原則について考えたね(=^・^=)
思っていたより悪くないものでしょ?ダブルポーンたち。
ですね^^イメージが変わりました(^^ゞ

そして今回はアイソレイトポーン(孤立ポーン)について。
これは可哀想な子だ。でも孤独だからじゃない。 
誤解されているからさ。
「アイソレイトポーンは弱点」というのは本質を捉えていないね。
え、違うんですか???
うん。守られていないから弱点には違いないけどそれは、
ミッキーマ●スを見て「ネズミって可愛い」と言うくらいバカらしい(=`ω´=)

だからアイソレイトポーンへの偏見を克服しよう。

アイソレイトポーンの基本原則
原則1 進撃阻止できない強力なパスポーンになる可能性がある。
原則2 中央にいれば、大抵は重要なマスへの利きを持っている。
原則3 もし特攻隊としての役目を与えれば敵陣を破壊することが出来る。
原則4 たとえ動けないとしても、両隣りのファイルをルークが活用できる。
下の図で白のアイソレイトdポーンはc5とe5を支配している。
c,eファイルもルークが活用できるね。


↓黒のアイソレイトaポーンは特攻隊としての役割を果たすよ↓

↑黒は1...a4そして...axb3で白に“弱い”アイソレイトポーンを作らせる↑

原則5 相手がアイソレイトポーンを持ったら、必ずその前のマスを支配する。
     そうすれば、そのマスをナイト等の拠点に出来る。

上の図で白は黒がd4に前進するのを阻止している。
d4のマスにはe3ポーン、Bb2、クイーンとルークの利きがあるね。
そしてd4はナイトのために絶好の場所となってる。

原則6 前進したアイソレイトポーンは、駒を活動的にするスペースを作る。
原則7 敵アイソレイトポーンに対する時は、全マイナーピースの交換が理想。
     それからルークで抑え込み、出来ればクイーンも重ねて圧力をかける。
↓アイソレイトポーンを攻めるための定番の形↓

上の図で白は、
①アイソレイトポーンの前のマスを支配している。
②全てのマイナーピースを交換済み。
③敵駒を守勢につかせている。
④ルークとクイーンを重ねて圧力をかけている。
まさに理想の形だね。
白はピンを利用して1.e4! アイソレイトポーンを落とせる。

恒例の練習問題ニャ♪
【問4】白番。この後の5手を読んでみて

↓答えと現在の順位↓
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