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2013年1月5日土曜日

私は強くなれるでしょうか? チェス猫先生の学習教室9

前回まではポーンの原則について考えてきたね(=^・^=)

はい(^^)/でも最近、先生があんまりかまってくれません(-.-)

あ、そう・・・(=^・ω・^=)
まぁそれは置いといて、今日は空間支配の原則について。
これもポーンの扱い方の分野に入るね。
スペースに関して局面を見極める時にも、白と黒双方の陣形の相違点に注目しよう。
すっごく簡単に言えば、
どっちが多く盤の上半分にポーンを利かせているかってこと。
今日は局面図を見る時に、まずはポーンの進度だけを見てみなよ(=ёェё=)

で、書くことがあんまりなくて困ってる(´;ェ;`)ウゥ・・・

原則1 空間支配の優位は長期的な優位になる。

原則2 空間支配で優位に立ったら、相手が自滅してくれるのをゆっくり待つ。

原則3 空間支配で優位に立ったら、駒の交換をなるべく避ける。

基本的にはこの3つだねφ(゚ω゚=)メモニャン
とくに説明はないニャ(=´∇`=)
え? これだけじゃ、勉強した気にならない?
仕方ない。もう少し具体的なアドバイスをしてあげよう~(=^・ω・^)ゞ

アドバイス1
「センターが固まっちゃったら、サイドで戦えばいいんじゃない?」
↓どういうことかっていうと、こういうこと↓

アドバイス2
「ポーンでセンター支配出来てるなら崩しちゃだめ(=`ω´=)」
↓例えばこんな感じに↓

アドバイス3
「相手がポーンでセンターを取った? ふ~ん、それで?(=・ェ・=?」
センターをポーンで支配するのが絶対的だったのも昔の話。
↓グリュンフェルト・ディフェンスで説明しよう♪↓

↑これがハイパーモダンって奴だね↑
センターの支配は別にポーンで行なう必要はないのさ(´pゝω・)

空間支配の大切さとその原則について理解できたかニャ?
じゃあ最後に練習問題。
【問7】 白は1.d5で優位になるかな?その理由は?

↓答えと現在のランキング↓

寒い(*_*;

2012年11月15日木曜日

私は強くなれるでしょうか? チェス猫先生の学習教室8

先生、お久しぶりです(^^ゞ
しばらく不登校でしたが、またよろしくお願いします<m(__)m>

にゃっ♪ 前回までの事を君が覚えていることを期待してさっそく始めるよ(^・o・^)ノ"
今日はパスポーンの原則をまとめて覚えてもらうよ(´pゝω・)

敵陣を突き進む勇敢なポーン君を独りぼっちにしてはいけないよ。
パスポーンを持てば大抵の場合は有利だけど、
扱い方を間違えると彼らは期待を裏切るからねφ(゚ω゚=)メモニャン

パスポーンの原則
原則1 パスポーンの1マス前のマスを支配せよ!(持ってる側も守る側も)

原則2 もしも、しっかりブロックされたらパスポーン達の人生は終わる。
     それどころかルークやビショップの通り道を塞ぎ裏切り者となる。

↓悪いパスポーンの例↓



上の図で白のパスポーンは黒のナイトにブロックされてるね。
もし黒がd6を支配してなければポーンをd6に進められるのに!
なお悪いことに、このd5ポーンは白のビショップの利きを塞いでいる。
ルークも、ナイトまでも! これはもう裏切り者と言っていい。

原則3 ブロックされずに5段目まで到達すれば、
     敵キングと守り駒に強烈なプレッシャーをかけられる。

原則4 パスポーンを持ったらマイナーピースを交換せよ。クイーンとルークは保持!


↓良いパスポーンの例↓


実戦例を紹介した方が分かりやすいかな(=´∇`=)

なんとなくパスポーンの使い方がイメージできたかな?
じゃあ練習問題ニャ♪

【練習問題6】白の次の一手とそのあとのプランは?


ノーヒントで
↑答えと現在のランキング↑

2012年8月14日火曜日

私は強くなれるでしょうか? チェス猫先生の学習教室7

さて、前回はアイソレイト・ポーンの基本原則をまとめてみたね。
今日はバックワード・ポーンについてニャ♪

ところで、授業を始める前に確認しておきたいことがあるんだ(=^・ω・^=)
君さ、授業料ちゃんと払ってる?

も、もちろん払ってますよ!(え、何のこと?)

それならいいんだ。
では授業を始めよう(=^・ω・^)ノ

バックワード・ポーンとは隣のポーンに置いていかれちゃった奴のこと(=xェx=)
多くの人間がやっぱり偏見を捨て切れずにいるようだね。
差別の存在は人間が下等種族であることの証と言える(=`ω´=)

原則1 セミ・オープンファイルにあれば弱点になり得るけど、違うなら弱点じゃない。
原則2 きちんと守られていれば、セミ・オープンファイルにあっても問題なし。
原則3 むしろバックワード・ポーンの前のマスが弱点。ピースで守っていれば問題なし。
原則4 前進したポーンを守るために役立つ場合が多い。
原則5 “バックワード・ポーン”という間違ったレッテルを貼らないこと。


下の局面図をご覧よ。
↓b7とd6がバックワード・ポーンだね↓

↑上の図を説明しよう。↑
b7のバックワード・ポーン自体はセミ・オープンファイルにないから弱点じゃない。
だけどb6は明らかに弱点(^・o・^)ノ"
d6はセミ・オープンファイルにあってきちんと守られてもいないから弱点。
白はd5に絶好の拠点を築くことが出来るφ(゚ω゚=)メモニャン

↓もうひとつ別の局面図↓
↑この局面図のd6について↑
まず、d6はセミ・オープンファイルにあるけど、きちんと守られている。
そして、d5もやっぱりピースで守られている。
それで、d6のバックワード・ポーンはいつでも前進できる状態だね。
だから結論として、d6もd5も弱点ではないニャ!

以上の原則を理解していない人間は、
相手のバックワード・ポーンを攻めて、
うまくかわされて、結局負けて、
「攻撃が続かなかった。詰めが甘かった」
なんて感想しか持てないことになる(´pゝω・)ニャン

↓最後に練習問題ヾ(=゚・゚=)ノ
【問5】c2とf7のバックワード・ポーンは弱点?違う?理由は?


ヒント。クイーンを活用できるかどうか
字数制限のため説明不足ですいません

2012年8月2日木曜日

私は強くなれるでしょうか? チェス猫先生の学習教室6

局面評価の要素としてポーンの形は大事。
それで、前回はダブルポーンの原則について考えたね(=^・^=)
思っていたより悪くないものでしょ?ダブルポーンたち。
ですね^^イメージが変わりました(^^ゞ

そして今回はアイソレイトポーン(孤立ポーン)について。
これは可哀想な子だ。でも孤独だからじゃない。 
誤解されているからさ。
「アイソレイトポーンは弱点」というのは本質を捉えていないね。
え、違うんですか???
うん。守られていないから弱点には違いないけどそれは、
ミッキーマ●スを見て「ネズミって可愛い」と言うくらいバカらしい(=`ω´=)

だからアイソレイトポーンへの偏見を克服しよう。

アイソレイトポーンの基本原則
原則1 進撃阻止できない強力なパスポーンになる可能性がある。
原則2 中央にいれば、大抵は重要なマスへの利きを持っている。
原則3 もし特攻隊としての役目を与えれば敵陣を破壊することが出来る。
原則4 たとえ動けないとしても、両隣りのファイルをルークが活用できる。
下の図で白のアイソレイトdポーンはc5とe5を支配している。
c,eファイルもルークが活用できるね。


↓黒のアイソレイトaポーンは特攻隊としての役割を果たすよ↓

↑黒は1...a4そして...axb3で白に“弱い”アイソレイトポーンを作らせる↑

原則5 相手がアイソレイトポーンを持ったら、必ずその前のマスを支配する。
     そうすれば、そのマスをナイト等の拠点に出来る。

上の図で白は黒がd4に前進するのを阻止している。
d4のマスにはe3ポーン、Bb2、クイーンとルークの利きがあるね。
そしてd4はナイトのために絶好の場所となってる。

原則6 前進したアイソレイトポーンは、駒を活動的にするスペースを作る。
原則7 敵アイソレイトポーンに対する時は、全マイナーピースの交換が理想。
     それからルークで抑え込み、出来ればクイーンも重ねて圧力をかける。
↓アイソレイトポーンを攻めるための定番の形↓

上の図で白は、
①アイソレイトポーンの前のマスを支配している。
②全てのマイナーピースを交換済み。
③敵駒を守勢につかせている。
④ルークとクイーンを重ねて圧力をかけている。
まさに理想の形だね。
白はピンを利用して1.e4! アイソレイトポーンを落とせる。

恒例の練習問題ニャ♪
【問4】白番。この後の5手を読んでみて

↓答えと現在の順位↓
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2012年7月31日火曜日

私は強くなれるでしょうか? チェス猫先生の学習教室5

噂によると学校でこの学習教室のまねごとをしてるらしいね。
え?!先生誰から聞いたんですか・・・
猫の情報網を甘く見ないでほしいね。まぁ、やめろとは言わないさ。

僕は寛容な猫を自認しているから。

さて、前回はナイトの特徴と原則についてまとめたね(=^・ェ・^=))ノ彡☆
今日からポーンの原則を考えて、それを局面評価に活かそう。

「ポーンはチェスの魂」というフィリドールの言葉が僕は嫌いだ(=ёェё=)
正確に言えばこの言葉をしたり顔で引用している人間が嫌いだ。
ポーンが大事なんて言われなくても誰だってわかってる。
この言葉にはなんにも具体的な教訓が含まれていない。

さて、ポーンの形にはいくつかの種類があるね。
①ダブルポーン
②アイソレイトポーン
③バックワードポーン
④パスポーン
主にこの4つだ。この学習教室では順番に一つずつ取り上げていこうと思う。

①ダブルポーンの基本原則
大抵の人間はダブルポーンを嫌うね。
だけどダブルポーンの基本原則3つのうち2つはプラス面だよ(^・o・^)ノ"
原則1 ダブルポーンはルークのために有効なオープンファイルを提供する。
原則2 中央のダブルポーンは重要マスを支配して有益な働きをする。
↓健全なダブルポーン↓

↑ダブルポーンがd5,f5,d4,f4を支配。さらにセミオープンfファイルを提供↑

原則3 解消できないダブルポーンは弱点になる。普通は前のポーンが標的になる。
↓c4ポーンは格好の攻撃目標にされる↓

↑黒は...Nb8-Nc6-Na5でc4を狙い、...Ba6もできる↑

この3つの原則を頭に入れて、ダブルポーンが出来る時に有利になるのか、不利になるかを考える必要があるね。

最後に練習問題ニャ♪
ちょっと難しいよ( =①ω①=)
【問3】白番。次の1手とその後のショートプランは?

↓答えと現在の順位↓

ヒント。ダブルポーンが出来るとは限らないよ♪

2012年7月23日月曜日

私は強くなれるでしょうか? チェス猫先生の学習教室4

【疑問】先生、ビショップとナイトはどっちが強いんですか?

バカな質問するんじゃないっ(=`ω´=)
まぁビショップについては前回話したね。今日はナイトについて説明しよう。

でもその前に局面評価の時に注目する7つの相違点を復習ニャ!
①優勢なマイナーピース(ビショップとナイトの相互関係)←今ここ
②ポーンの形(ダブルポーンやアイソレートポーン等を含む広範なテーマ)
③スペース(チェス盤上の併合領地)
④マテリアル(相手より価値ある駒を持っていること)
⑤重要ファイルやマスの支配(駒の通り道と、拠点となるマスの支配)
⑥上回る展開(盤上の特定領域で相手を上回る戦力、これは一時的なもの)
⑦主導権(ゲームの先手を取ること、これも一時的なもの)

で、ゲームの中でビショップとナイトどちらを優先して残し活躍させるかを考えるために、それぞれの特徴を知っておく必要があるんだニャ♪

原則1 拠点(アウトポスト)を持つナイトはビショップより強い。
↓ナイトが圧倒的にビショップより強い↓

間違っても黒のビショップと交換しないこと。
 

原則2 閉じた局面ではナイトはビショップより強い。

上の図でナイトはd3のマスからf2へ、そしてe4に。狙いは敵eポーンの前進阻止とd6の出遅れポーン。 この後さらにg5に行き、強力な作戦拠点e6まで到達できるね。

原則3 ナイトは機動力を落とさずにブロッケード駒として使える。


↓ビショップとナイトどちらがブロッケード駒として優秀かな?↓

↑白のビショップは実質的にパスポーンをブロック出来ないね~(=^・ω・^)↑

原則4 終盤で盤の片側にのみポーンがある時はビショップより強い。
ビショップは同じ色のマスしか移動できないからね~(=^・ω・^)ノ☆

最後に練習問題ニャ♪
【問2】白番。次の1手とその後のショートプランは?

↓問題の答えと現在の順位↓

ヒント。1手目はナイトじゃないよ♪

これで相違点①優勢なマイナーピース(ビショップとナイトの相互関係)は一旦終わり。
次回からポーンの形について(=^・ェ・^=)/バイバイニャァ---ン 

2012年7月16日月曜日

私は強くなれるでしょうか? チェス猫先生の学習教室3

前回は優良・不良・活動的ビショップについて考えたね。
どうせ人間は忘れてるだろうから復習しときなよo(=ёェё=)o

さて、今回はビショップの基本原則をまとめておこう。

原則1 ビショップは長距離砲。だからポーンに邪魔されない広いスペースを好む(^・o・^)ノ"

原則2 ビショップは、終盤で敵ポーンを足止めするのに優れている。それも離れた所から可能だ。
下の図を見てごらん。


↑ビショップが敵ポーンをぜ~んぶ足止めしてるのが分かるかにゃ?↑
一歩でも動けばすぐに鹵獲さ。

原則3 もし不良ビショップを持ってしまったら次の3つのうちのどれかを実行にゃ!
◆敵ビショップかナイトと自分の不良ビショップを交換すること。
↓つまり、不良ビショップの消去。↓

◆自分のポーンをビショップと違う色のマスに移動すること。
つまり、不良ビショップから優良ビショップへの変換
◆不良ビショップをポーンチェーンの外に移動すること。
↓つまり、不良ビショップを活動的ビショップに格上げ。↓


原則4 2ビショップ対ビショップ+ナイト(もしくは2ナイト)の場合、2ビショップを死守! 相手が2ビショップならその逆。
なぜかって? 2つのビショップはすべてのマスを支配できるからさo(^・x・^)w

じゃあ最後に練習問題ニャ♪
【問1】次の局面で黒の1手目とそれに続くショートプランを言ってごらん?( =①ω①=)

↓練習問題の答えと現在の順位↓

答えの掲示は1週間です
答えが反映されてない場合は時間をおいて再度お願いします<m(__)m>

2012年7月9日月曜日

私は強くなれるでしょうか? チェス猫先生の学習教室2

前回は注目すべき7つの相違点とは何かを知ることが出来ました(^^)/
先生、今日は相違点の要素①「優勢なマイナーピース」について教えてください<m(__)m>

まかせなさいっ ~(=^・ω・^)ゞ ぴっ!!

まずは優良ビショップ、不良ビショップ、活動的ビショップについて説明しよう。
優良ビショップとは:自分のポーンに邪魔されないビショップ。
不良ビショップとは:逆に自分のポーンに邪魔されて動けないビショップ。
活動的ビショップとは:優良、不良に関係なく敵陣に有効な射程を持つビショップ。

言葉より図を見た方が早いね(´;ェ;`)


↑白のビショップは優良。黒は不良ビショップだね。↑

↓次に活動的ビショップだけど、これも図を見た方が早い。↓

上の図では白も黒もポーンに邪魔されてるからどちらも不良ビショップだね。
だけど、白のビショップは活動的。不良だけど活動的、だから優良(=´∇`=)
んー、説明が難しいね。分かった?

分かりました(^^)/
ポーンに邪魔された不良ビショップでも活動的なら問題ないんですね。

OK。でもこの知識だけじゃあんまり意味がないんだニャ。
第一これくらいのことは常識の範囲さ。
問題はこの知識をどう活かすかだよ。

だから次回はビショップの基本原則について説明しよう。o(^・x・^)o ミャァ♪ にほんブログ村 その他趣味ブログ チェスへ

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2012年7月4日水曜日

私は強くなれるでしょうか? チェス猫先生の学習教室1

【疑問】局面の特徴をどのように見極め、プランを実行すればいいのでしょうか(-.-)?

白と黒双方の陣形の相違点に注目しよう。
具体的には次の7つが注目するべき相違点。
  ①優勢なマイナーピース(ビショップとナイトの相互関係)
  ②ポーンの形(ダブルポーンやアイソレートポーン等を含む広範なテーマ)
  ③スペース(チェス盤上の併合領地)
  ④マテリアル(相手より価値ある駒を持っていること)
  ⑤重要ファイルやマスの支配(駒の通り道と、拠点となるマスの支配)
  ⑥上回る展開(盤上の特定領域で相手を上回る戦力、これは一時的なもの)
  ⑦主導権(ゲームの先手を取ること、これも一時的なもの)

【練習問題】次の局面に存在する相違点は?リストアップ~(=^・ω・^)ゞ

【答え】
君のリストに「弱点d5」「d6のバックワードポーン」「白はナイト、黒はビショップ」があるなら合格ニャ♪

じゃあ、この相違点に基づいて白はどうやって賢くゲームを進める?( =①ω①=)
まずナイトを優位に展開させる必要があるね。どこに?b5かい?
違う違う。 相手に追い払われずに働くマスへ!
つまりd5に移動! 手順は1.Nc2 2.Nb4 or 2.Ne3 そして3.Nd5!
どうだい?  これで白は局面の相違点を優位点に変えることが出来たでしょ。d(=^・ω・^=)b

ふむふむ、そんなに難しくなさそう( ^^) _旦~~
この調子で上達への道を私と一緒に進みましょう(>_<)
先生、次回は7つの相違点の要素についてもう少し詳しくお願いします<m(__)m>

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